先輩社員の仕事経理

白河オリンパスには中途採用で入社しました。白河市の出身で、これまでも地元企業でずっと経理関係の仕事に従事していました。経理を一通り経験する中で、さらにスキルアップを目指したい気持ちが芽生えて、転職を決意しました。

ちょうどその頃、妊娠・出産を経て、待遇や福利厚生がしっかりしている会社で働きたいと考えるようになりました。今後、子どもが就学したときに、学校のお休みと同じタイミングでしっかり休日が取れることも、決め手になった理由の一つです。

白河オリンパスの総務グループは総務と経理で構成されており、私は経理チームに所属しています。経理チームは、正しい経営判断をするために必要な会社の経営数値の管理・統制、信用維持のための法令や会計方針の遵守・適用といった役割を担っています。私は主に、決算・資金・予算などの管理を担当しています。

ルーティンになる作業も多い仕事ですが、数値を間違えることは許されないので、緊張感をもって日々取り組んでいます。しかし、ヒューマンエラーはつきものと考え、チェックの体制を構築したり、特にミスにつながってしまいがちな作業についてはやり方を変えたりして、工夫を怠らないようにしています。こうして扱っている数値が、最終的には決算書に結びつき、経営のサポートへとつながっていくところが経理の面白みで、とてもやりがいを感じています。

当社の経理業務は、さまざまな部署・部門と連携して進められていくので、意図した通りに相手方に伝えるというコミュニケーション能力も求められます。従業員も多く、部署の数も多いので、多様なやりとりが発生します。お互いの認識にズレが生じないようにと、いつも苦心しています。ただ、難しいと感じる反面、立場や所属部署の違う方たちと接する機会が多いからこそ、その中から自らへの気づきが生まれてくることに新鮮さを感じています。また、感謝の言葉や仕事ぶりを認めてくださる言葉をかけられることもあって、次の仕事へのモチベーションにつながることも多々あります。

入社して半年ほどはわからないことが多く、期待に応えられていないのではないか、自分の能力が低いのではないかなどと、ずいぶん悩んで落ち込みました。それまで経理に携わってきた自負もあっただけにつらい時期でしたが、乗り越えられたきっかけは「私はあなたの味方だから、悩みや困ったことがあればなんでも相談してください」という上司の言葉でした。心に寄り添ってくれる人が会社にいると気がつき、心が軽くなったのです。恥ずかしながら、涙が出るほどうれしかったことを、今でもよく覚えています。

仕事をするときに大切にしているのは、「納期を守る」ことです。経理業務は自分で完結する仕事ではないので、もし遅れてしまったらその分、次の部署へしわ寄せがいってしまいます。自分の仕事は前段階であることを、常に意識するようにしています。

また、仕事の質にもこだわっています。例えば、資料作成では読む相手の立場に立った、わかりやすい資料を作るなどです。さらに、自分にしかできない、付加価値の高い仕事をするよう、心がけています。ゆくゆくは財務系の経理だけではなく、原価管理に関する知識を身につけて、経営を直に支えていく管理会計の知識も身に付けていきたいと考えています。

転職した際は、社内研修が充実している点にも魅力を感じました。職種や立場によって定期的に学ぶ機会が用意されています。私は先日、外部の講師による、グループワーク形式のキャリアデザイン研修に参加しました。他部署の人との交流の場という側面もあるので、数字を見るだけではない、当社を知る機会としても、いい刺激を受けています。

教育がしっかりなされているからか、専門知識を持った方が多いことにも感心しますね。自分一人では判断に迷う時は相談ができ、迅速に解決することができます。社内美化も徹底されていて、とても恵まれた環境で仕事ができていると感じています。

学生時代にはやはり、勉強をしっかりしておくといいですね。資格を持っていると強みになるので、学生のうちに興味のある資格習得に挑戦してみてはどうでしょうか。私は商業科で学び簿記などの資格を持っているのですが、今の実務に大いに役立っています。あとは、思いっきり遊ぶこと。そして、一生のつき合いができる友だちをつくっておくことにも積極的に取り組んでください。

就職活動中はどのような会社がいいのか、迷う学生の皆さんも多いと思います。私の経験から言えることは、最後はやはり「人」だということ。仕事がハードでも、助け合える仲間がいれば、乗り越えていけます。当社には、心に寄り添い、親身になってくれる人たちがいます。安心して入社できる会社です！