大学で経済学を専攻後、アメリカ留学を経て、商社に就職しました。商社では、顧客とメーカーを繋ぐ仲介役として働いていましたが、次第にものづくりの現場を身近に感じたいという思いが高まり、メーカーへの転職を考え始めました。
そこで興味を持ったのが、医療業界でした。もともと病院勤務の父や看護師の妻から職場の様子を聞く機会が多く、医療で社会貢献する大切さを見つめ直すようになったのです。その際、すぐに頭に浮かんだのがオリンパスでした。オリンパスは父の話に頻繁に登場していた内視鏡メーカーで、世界規模で事業を展開していることにも魅力を感じていたからです。なかでも白河は出身地の福島市や前職の勤務地・郡山、東京へのアクセスも良く、暮らしやすい土地だと知り合いから聞いていたこともあり、「転職先は、白河オリンパスしかない」と、すぐに心が決まりました。