先輩社員の仕事修理技術

効率的かつ的確な修理の実現を使命に
お客様と現場のために尽力
修理技術 / 2010年入社

地元企業で社会貢献できる仕事に着目

幼い頃からものづくりに興味があり、大学でもものづくりに携わる機会が多そうな電気電子工学を専攻していました。大学は関東圏で、当初は関東近郊を中心に就職活動をしていたのですが、実家のある福島県に戻ることになり、地元の企業を調べるうちに興味を引かれたのが、白河オリンパスでした。

「オリンパス」という企業名は知っていたものの、白河オリンパスの存在を知ったのは、その時が初めてです。内視鏡システムの開発・製造という社会貢献度の高そうな事業を手がけていることに惹かれ、白河オリンパスへの就職を志望しました。

製造性と修理性を両立した製品設計を

新製品の製造工程の立ち上げや基板設計などを経験したあと、2012年の秋から修理技術業務に従事しています。修理技術グループでは、新製品を導入する際に、効率的かつ的確な修理を行うための環境を整備したり、修理工程の手順を設定したりするほか、実際に不具合が発生した場合の対応などを行なっています。

私は主に、新製品導入における日程管理や、製造性(組み立てやすさ)と修理性(分解のしやすさ)を兼ね備えた製品設計に携わっています。従来は製造時の組み立ての品質や生産効率を重視した製品設計が先行していましたが、近年は当初から分解のしやすさなどを考慮した修理性も加味した製品設計が進められています。その実現のために必要な情報を関連部署と話し合ったり、修理技術の観点から提言をしたりしています。

また、2017年度からはアシスタントチームーリーダーを務めていて、チームやグループのマネジメントにも携わる、いわばプレイングマネジャーとしての役割も担っています。メンバーの業務が日程通りに進行するよう管理するほか、チームリーダーやグループリーダーとともに、メンバーのキャリアプランの実現に向けたテーマの検討などを行なっています。

海外のプロジェクトに携わるチャンスも

修理技術の仕事は、工程の作業を行う人やお客様のことを第一に考えて努力した成果が、ダイレクトに返ってきます。製品のQCD(品質・コスト・納期)を高めることができれば、不具合の発生率の低下が数字となって表れますし、お客様から感謝の声をいただくこともあります。その反面、努力が結果に結びつかなければ、現場やお客様から厳しい指摘やお叱りをいただくことにもなります。良くも悪くも、仕事の成果を実感できることは、修理技術の醍醐味だと思っています。

また、関連部署や海外の拠点と一緒にプロジェクトを進める機会もあり、立場や文化の異なる人たちと協力して目的を成し遂げる達成感を味わうこともできます。例えば、中国では中国各地の拠点で行われていた修理を2拠点に集中させるプロジェクトや、ドイツでは新たな修理設備を導入するプロジェクトが進行しています。いずれも現地に赴いて視察をしたり、現地の方を招いて指導を行ったりすることもあります。

海外の方とプロジェクトを進める時は、文化や言葉の違いが壁となることもありますが、相手の置かれている環境や立場に配慮するように努めています。相手が確実に理解できるように伝え方を工夫したり、私が模範を示してから一緒に作業を行ったり、一つひとつの作業がきちんとできているか確認しながら進めたりすることで、少しずつ意思疎通ができてきて、良好な関係を築けるようになりました。

私は入社した当時からいずれは海外で仕事がしたいと考えていて、今、それが実現できていることに、とてもやりがいを感じています。自分の夢や目標に向かって懸命に努力をしていれば、チャンスを与えてくれる会社にも感謝していますね。

スキルとマネジメント力を持つ技術者に

仕事をする上では、チームやグループ、あるいは組織としてのあるべき姿をイメージして、明確な目的に向かって取り組むことを大切にしています。そうすることで、課題や迷いが生じた時も、ブレずに適切な判断や行動ができるはずです。修理技術グループのミッションは、効率的かつ的確な修理ができる工程を実現すること。そのあるべき姿に向かって、自身の技術力も、マネジメント力も高めていくよう邁進したいと思っています。

若手が多く、社内イベントにも積極参加

修理技術グループは若手社員が多く、活気のある職場です。チームメンバーとのコミュニケーションも良好で、一体感がありますね。ミーティングでも密に情報交換をしていますが、それ以外の時でも気軽に声をかけ合って、互いに切磋琢磨しながら業務を進めています。

社内のイベントにもグループで積極的に参加していて、特に秋に開催される球技大会は、試合に出る人も、応援する人も、その家族も集まって盛り上がりますね。私は社内結婚をしていて、今年はほかのグループに所属している妻も一緒にバレーボールに出場する予定なので、大いに楽しみたいと思っています。

パソコンのタイピング練習が仕事の効率アップに

学生時代には勉強だけでなく、部活動やアルバイトなどにも真剣に取り組んでおくといいと思います。私はサッカー部で先輩・後輩の上下関係が身につきましたし、いろいろなアルバイトを経験した中でも、ホームセンターでのアルバイトでは、仲間とのチームワークやお客様が求めるサービスを提供するための努力の重要性などを学ぶことができました。それらの経験は、今でも仕事に生きています。

また、学生の頃からビジネス書に親しんでおくと、入社してからの心構えが違ってくると思います。読書の習慣は、文章力を養う上でも大切だと思います。できれば読むだけでなく、書く訓練もしておくといいですね。会社では報告書や手順書などさまざまな文書を作成する機会が多いので、簡潔でわかりやすい文章を書くスキルがあると役立ちます。同時に、パソコンのキーボードのホームポジションを守って入力できるようにしておくと、より素早く文章が打てるようになります。自己流のタイピングに慣れてしまっている人はぜひ、学生のうちに練習をしておけば、仕事を始めてからの効率アップにつながるはずです。

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